DESIGN REMARKS [デザインリマークス]

【コロナ禍の記録】仕事への影響と考え方の変化(お盆休み中間編)

2020年も8月になり1年の半分以上が過ぎました。
後半戦で何が起ころうと今年は「コロナの年」になることは明らかです。

世の中の常識は常に変化していますが、コロナ禍ほど急激で明確な変わり方は近年稀に見るものです。

まだまだ終わりが見えない状況ですが、自分がこの期間をどのように過ごしたかを記録していきます。
※あくまで個人的な記録です。

2020年コロナ禍の略歴おさらい

思い起こせばコロナの影響が身の回りに近づいてリアルな話になってきたのは、横浜港にダイヤモンドプリンセス号が停泊した頃からでした。私自身が横浜市民ということもあり、インパクトの大きな出来事でした。

2020年2月 : ダイヤモンドプリンセス号内での感染拡大
2020年3月11日 : WHOがパンデミック表明
2020年4月7日 : 7都府県に緊急事態宣言
2020年4月16日 : 緊急事態宣言を全国に拡大
2020年5月4日 : 緊急事態宣言を31日まで延長
2020年5月14日 : 緊急事態宣言39県で解除
2020年5月25日 : 緊急事態宣言1カ月半ぶり解除
2020年5月29日 : ウィズコロナ宣言
2020年6月2日 : 東京アラート
2020年7月1日 : ディズニーランド&シー営業再開
2020年7月22日 : Go To トラベルキャンペーンスタート

大まかな世の中の動きはこのような流れでした。
すでに半年以上もコロナ禍の中にいると言えますが、特に影響の大きかった「緊急事態宣言」は1か月半でしたね。

緊急事態宣言について

私は神奈川県民なので緊急事態宣言の期間は4月7日~5月25日の約1か月半でした。

緊急事態宣言が出される直前がまさに不安や混乱の最高潮だったように思います。
それまでは通常通り毎日出勤していましたが、きっぱりとリモートに切り替えました。

とにかく外に出てはいけないという状況で、お店もやってないし家に居るしかなく、連日のニュースもコロナのことばかりで、海外の感染状況の深刻さもよく耳にしていたと思います。
世界の終わりみたな不安感が漂っていたと思います。

とはいえ、私自身は元々家で過ごすことが多いのでそれほどのストレスはありませんでした。いわゆるインドア派ということですね。
そんな話をした折に友人から、「逆に毎日外に出ないといけないとしたら?」と聞かれ、家に居るのが嫌な人やどうしても外に出たい人の気持ちが解った気がしたのが印象的な出来事です。

リモートワークについて、メリット・デメリット

WEBデザイナーという仕事の性質上、リモートワークとの相性は非常によく、元から環境が整っていたこともあり、個人的には円滑に移行できました。

しかし、独特なストレスもあり、100%リモートが良いとも言い切れないと思います。

WEBデザイナーとしてリモートに必要な環境

最低限パソコンとネット環境がどこでも仕事ができます。
出来れば、パソコンはスペック高めで画面は大きめ、ネットは速度が速い方が安心です。
人との連携についても、コミュニケーションはMicrosoftのTeams(チームズ)、制作ファイルはGit(ギット)、その他はGoogleのサービスでほぼ全てのことが問題なくできました。

リモートのメリット

まず移動時間が無いのが最大のメリットでした。
日常生活と仕事の切り替えがシームレス(継ぎ目が無い)な状態です。

他にも自宅にはデザインやプログラムの資料や本なども多くあり、会社のオフィスよりも情報量が多いと感じる場面もありました。

集中力においてもメリットが多く、周りに人が居ないし、急に話しかけられることも無いのが良かったです。

リモートのデメリット

メリットと表裏一体だとは思いますが、周りに人が居ないので雰囲気や会社の流れみたいなことが掴めなくなります。
ふいに聞こえてくる話とか人の動きで察知していた情報とかもあるので、それが無いと考える材料が減るというのもあるし、少し取り残されている感じもしてしまします。

あとは自宅が仕事場になることのデメリットがあると思います。
本来は仕事のことを考えないプライベート空間ですから、そこで仕事をするようになると、元々あったはずのプライベート空間はどこに行ってしまうんだということになります。

リモートへの慣れ

実際にリモートワークをしていたのは4月7日(水)~6月30日(火)の約3か月間でした。

その中で、本当にリモートワークに慣れてきたと思ったのは最後の1か月ぐらいでした。慣れるまでに2か月かかったことになりますね。

低出勤日数の生活について

リモートワークの期間が終わると、次に週2日出勤でそれ以外は休み扱いという生活に突入しました。

なぜ週2出勤なのか

国からの「雇用調整助成金」を使うことによって、出勤しない分(この場合週3日分)の給与を補い、結果的に給与は変動せずに週2勤務にするというやり方です。

これによって出勤こそするものの、働く時間的にはリモート期間よりも少なくなりました。(これで回るほど仕事が減っているのも恐ろしい話ですが。)

予定では7月から8月末までこの生活になりますが、助成金の制度としては9月末までなのでプラス1か月続く可能性もあります。

時間ができたことでの変化

さすがに週5日の休みがある状態ですから、あまり仕事をしている感じはしなくなります。

できた時間を無駄にしないためにも、何をしようか色々と考えます。
勉強や研究、このサイトの記事投稿、他にも創作活動でもしようかなとか、色々アイデアはありますが、できた時間ほどの思考のサイクルが回らないと感じてきます。

というのも、これまでの生活では通勤時間があり、オフィスに出勤し人とのコミュニケーションがあり、その中で生まれるアイデアとかがありました。
それらが無くなってしまい、なおかつ世の中のサイクルも停滞していると自分の中のサイクルも鈍ってきます。

今まで以上に自発的な行動や気持ちを高める動きが必要になってきます。

よくある話で、趣味も無い仕事人間が仕事を辞めると、何をしていいか判らなくなってしまうことがありますよね。それが少し解るような、そんな感じです。

運動量の低下とトレーニングの開始

リモート中も週2出勤も、とにかく運動量が減ります

体重・体脂肪の増加(2kぐらい)だけでなく、体がなまりすぎて体調が悪くなりそうなくらいでしたので、ついにランニングと筋トレを開始しました。

筋トレは時々やっていたのでいいのですが、ランニングなんで何年ぶりか判らないくらいだったので、初回走った後は筋肉痛が酷かったったです。

知人の勧めでアディダスのスマホアプリを使って記録をするようになると結構楽しく続けられ、大体週1~2ぐらいのペースで走っています。
一回に5キロぐらいを約50分ほどなので、ゆっくりペースですね。

1か月ほど続けると、それほど疲れなくなり、体重も元に戻ってきました。なにより汗をかくと老廃物が出ていくような気もしますし、調子が良くなります。

時間だけあればいいわけじゃない

リモートワーク・週2出勤、世の中の停滞、運動量などのことから、「時間だけあればいいわけじゃない」と気が付きました。

適度な運動、場所の切り替え、人とのコミュニケーション、アイデア、そしてなにより自主性。
全てのバランスの中で有意義な時間が生まれるのだと思います。

コロナの影響で仕事が減ったという人も多く居ると思います。
会社に所属していれば、仕事・人・場所・モノ、全て会社から与えられるわけで、どうしてもそれらを中心に生活が回っていきます。

そうでなくなった時の自主性・主体性の持ち方が大事になってきます。
この期間に資格を取ったっていう人もいますし、振り返って「これをやった」と言えるようにしたいものです。

オンライン飲み会は飽きる

自粛期間中はオンライン飲み会が流行りました。
通話用のガジェットが品切れになるぐらいでしたね。

実際に何度かオンライン飲み会(飲まなかったけど)をしましたが、全部で5回ぐらいだったかと思います。
かれこれ2か月ぐらいやっていないし、あまりやりたいなぁと思わなくなりました。

やらなくなった要因は色々あると思います。
お店に行って料理を楽しむという要素は無いし、なんか同時に喋りづらいというのもありますが、極端な意見ですが人と話してもしょうがない、っていうのもあると思います。

人と話したくなるのは、世の中が回り仕事が回り、自分にも何かが起きて、そして人と話したくなると思います。
今のように停滞した状況だと、なんか話すこともあまり無くなってしまいますね。

今後の過ごし方

コロナ禍の期間やそれによる変化が一時的なものであれば、そんなこともあったなと後から思うのかもしれません。

しかし、今の状態がずっと続くとしたら、今後はバランスと自主性が大事かと思います。
時代に合わせて周囲を取り巻く環境作りをし、1つに依存しすぎない自主性を持つことが肝心でしょう。

緊急事態宣言から数えて今に至るまで約4ヶ月、コロナが始まってからだと半年ぐらいでしょうか。この期間の記録として綴らせていただきました。

この経験を活かし2020年後半も有意義に過ごせるよう行動していきたいと思います。

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