クリエイティブな仕事をするときには、集中力が大切ですよね。じっと座っているように見えても、頭の中には、デザインのアイデアや、ソースコード、文章や計算式などが渦巻いているからです。
時に騒音はその集中力を非常に乱してしまいます。“心頭滅却すれば火もまた涼し”という言葉があるように、本当に集中すれば何も気にならないという考えもありますが、限度があります。
私が考える騒音対策をここにまとめます。
耳栓をする
耳栓をするなら、ドラッグストアなどで売っている黄色いスポンジ状のものがお勧めです。“サイレンシア”という商品もあります。
この耳栓をすれば、かなりの音をシャットアウトできます。特に高めの音が聞こえなくなります。人の話し声なら、内容が入ってこなくなります。完全に聞こえなくなることはなく、話しかけられれば判ります。
自分だけで実行でき、最も安く手軽な騒音対策ですね。
ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴く
密閉性の高いヘッドホンや、カナル型のイヤホンなら、音の遮断と同時に音楽があるので、耳栓以上に騒音は聞こえなくなります。
しかし、話しかけられた声も聴きとりづらく、仕事場などでは一人だけ音楽を聴いていることになってしまうので、やりづらい対策です。
また、集中できる音楽があるならいいですが、逆に音楽のせいで集中できないこともあると思います。
耳栓+ヘッドホン
これは私が考えた方法なのですが、耳栓をして、その上からヘッドホンをして音楽を聴くと、他の音はほぼ聞こえなくなります。耳栓をしているのでヘッドホンの音量は高めに設定でちょうどいいくらいです。
この方法だと、聞こえてくるのは物理的な振動(たぶん骨伝導)ぐらいしか入ってきません。
ただ、耳に良くないかもしれないのと、長時間これをするのは結構疲れます。騒音によって自分がこんな対策までしなければならないのか、、という気持ちにもなってきます。
騒音が人によるものなら注意かお願いをする
気になる騒音が人の話し声だったり、物音だったりする場合、困っていることを伝えられれば一番いいですね。
しかし、トラブルの元にもなるかもしれませんし、何が騒音で、何か仕方がないのかは、どうしても人によって基準が違います。それに、そもそも言いづらい状況がほとんどではないでしょうか。
防音材を使う
壁に設置する防音材というものが売っています。自宅における環境音など、慢性的な音の場合には、ずっと耳栓やヘッドホンをするわけにいきませんし、注意する相手もいません。そのため、防音材を壁に設置するという対策がいいと思います。
ノイズキャンセリングヘッドホンを使う
音楽を聴くわけではなく、ノイズキャンセリングヘッドホンの、ノイズキャンセリング機能だけを使います。
この機能の性能は機種によって違いますが、SONYの高価格帯のものであれば、両手で力いっぱいに耳をふさいだ状態と同じくらい音をシャットアウトできます。あくまで私の所感にはなりますが、耳栓よりも自然で、自分だけ別の空間にいるようなイメージでしょうか。
ノイズキャンセリングの製品については以下に考察とまとめを書いていますので、ぜひご参考にしてください。
まとめ
騒音は、単純に音がするかしないかではなく、人の話し声ならその内容や感情だったり、音も不快な音とそうでない音があります。喫茶店でうるさい中でも集中している人もいますし、ピンポイントでちょっとした物音が気になる、という場合もあります。
肝心なことは、いかに騒音を無くすか、ということより、いかに集中できるかだと思います。高い集中力で過ごした時間は、とても満足度あり、有意義なものです。逆にそれを阻害されてしまえば不愉快ですよね。
集中できる環境はクリエイティブな仕事には非常に重要なことですので、そのためのアイデアがあれば発信していきたいと思います。