株式会社大和書房は『優しいロボット』を2021年9月18日に発売します!
まだ見ぬロボットを想像せよ!
ロボットと言えば何を思い浮かべますか?
鉄腕アトム?アシモ?ペッパー?
完全な形での「人型ロボット」の実現はまだまだ遠いですが、そもそも私たちは本当に人そっくりなロボットを求めているのでしょうか。
著者の松井龍哉さんは世界のロボットデザインを牽引するロボットデザイナー。
開発したロボット「Posy(ポージー)」は野村不動産の開発プロジェクトのイメージキャラクターにもなっています。2020年、COVID-19の鎮静への願いを込めて美術作品を世界遺産の平等院へ奉納する、「平等院奉納プロジェクト」にも携わっています。
ロボットデザインのトップランナーが語る「ロボットのいる生活」の未来
本書では、「人の生活を豊かにするロボット」を目指してきた著者の半生を通じて、ロボットデザイン・開発の本質を思索します。
まだ社会に浸透していないロボットを仕事にすることに決め、「ロボットデザイナー」という仕事そのものを創り活動してきた松井龍哉さんの20年間。これまで携わってきたロボットの開発秘話や、チーム運営、プロモーション、起業など、これから社会に出る方や、新しい仕事を創造しようとしている方にとってのヒントが詰まっています。
想像力さえあれば、変化が多い時代を突破できる!
本書の目次
序章 ロボットを〝デザイン〟するということ
第1章 ロボットの世界に〝デザイン〟の思想を持ち込む
第2章 優しさに包まれたなら
第3章 フォーブ:知能化した機械の動形美
第4章 同一性と動的関係性のデザイン――ロボット作品と展覧会
第5章 Posy――詩学としてのロボット
第6章 Patin――ロボットを実現させる組織・事業デザインのダイナミズム
第7章 次の世界をデザインするということ
著者プロフィール
松井龍哉(まつい・たつや)
1969年東京都生まれ。1991年日本大学芸術学部デザイン学科卒業後、丹下健三・都市・建築設計研究所入所。
その後渡仏。1999年科学技術振興事業団北野共生システムプロジェクト研究員。2001年フラワー・ロボティクスを創業。自社ロボットの研究開発から販売までをおこなう。2014年松井デザインスタジオ設立し、幅広いデザインプロジェクトを展開。日本大学芸術学部客員教授、早稲田大学理工学部非常勤講師、成安造形大学非常勤講師、グッドデザイン賞審査員(2007~2014)