株式会社 日経BPは、2021年5月24日(月)にエステーの名物宣伝部長として筆者が実践してきた、顧客の「心」に寄り添ったコミュニケーションを実現するためのノウハウを余すことなく公開した書籍『「心」が分かるとモノが売れる』を発売しました。
「心」が分かるとモノが売れる
出版社 : 日経BP (2021/5/20)
発売日 : 2021/5/20
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 228ページ
お客様は心を教えてくれない。だったら自分の心を使えばいい。手法と理論を超えた、マーケターのための実務書です。
Amazonランキング第1位、発売前から増刷が決定
Amazonランキングの「マーケティング・セールス全般関連書籍」「SNS入門書」カテゴリーで第1位(21年5月21日)!
発売前から予約が殺到、増刷が決定しています。エステーの名物宣伝部長として鹿毛康司氏(かげこうじ事務所の代表取締役)が実践してきた、顧客の「心」に寄り添ったコミュニケーションを実現するためのノウハウを余すことなく公開。実力マーケターにして有名クリエイター、実務家にしてグロービスMBA教授の筆者が分かりやすく「心」と「売れる」を解明します。
本書の概要
実力マーケターにして有名クリエイター、実務家にしてグロービスMBA教授の筆者が分かりやすく「心」と「売れる」を解明します
★ビジネスの突破口は「心」の理解にある
★95%の消費行動は「心」が決めている
★調査では解決できないことがある
★心のパンツを脱ぐとお客様の心が見えてくる
★お客様の心に沿って炎上を防ぐ
消臭剤「消臭力」で知られるエステー。同社は独自視点の広告クリエイティブや消費者コミュニケーションで、CM好感度ランキングで何度も上位にランクインしてきました。
エステーの広告宣伝費は、競合の大手企業に比べておよそ10分の1。にもかかわらず、成果を出し続けられるのはなぜなのか。その秘密は顧客のインサイト、すなわち「心」の理解力にあります。
人間の嗜好や行動は5%の顕在意識と、95%の潜在意識によって成り立っていると言われます。人は自分が商品を買った理由の大半を自分でも説明できません。こうした潜在意識は、既に確立された「4P理論」「STP分析」といったマーケティングのフレームワークではたどり着けないと著者は言い切ります。顧客の深層心理を理解し、本人も気付いていない心に響くコミュニケーションの実現がエステーの広告の訴求力につながっているのです。
そうした、「心」に寄り添うエステーのコミュニケーションをけん引してきたのが、名物宣伝部長として、顧客からも愛される著者の鹿毛康司氏です。本書には鹿毛氏がこれまでのマーケティング活動で培ってきた、顧客の「心」に触れるためのノウハウを余すことなく詰め込みました。
マーケターだけでなく、営業、販売など人に関わるビジネスパーソンにとって、仕事を成功に導くヒントが満載の内容です。
本書の特長
◆マーケター、広告、広報、商品開発担当が明日から実践できるインサイト発見法
ネット担当者、マーケター、広告、広報、商品開発担当、営業の方々などそれぞれの立場で売り上げを上げるためにさまざまに努力されていることでしょう。ところが、お客様は論理的に行動しているわけではありません。お客様自身さえ気付いていない「心」が行動に影響を与えています。マーケティングの世界ではそれを「インサイト」と呼びます。誰もが簡単にインサイトを見つけられる手法やツールは、残念ながら今のところありません。しかしながら、「自分の心」を使えば、インサイトを導きやすくなります。本書ではできる限り分かりやすく、どなたでも今日から実践できる思考のトレーニングも提案しています。
◆マーケター必須スキル、「一流の消費者」になるための3つのステップを初公開
顧客の「心」を理解するには、まず自分の「心」を知ることが必須。自分の消費行動を論理的に説明できる「一流の消費者」になることが重要です。本書では一流の消費者になるためのステップを鹿毛氏独自の観点で3つに整理。これを実践することが、顧客インサイトの発見力を高める大きな一歩になるはずです。
◆筆者による消費者インタビューの具体例を収録
インサイトを発見するうえで、マーケティング調査は重要な手法です。ただし、調査にはバイアスがつきもの。いかにバイアスを排除し、消費者の本心を引き出す手腕がマーケターには求められます。本書には筆者の鹿毛氏がこれまで実践してきた、バイアスを省き、消費者の「心」に迫るインタビュー事例をそのまま収録。具体的な会話内容から、顧客の「心」に迫るヒントが得られます。
◆筆者の心の師、糸井重里氏との対談を収録
鹿毛氏が人生を変えてくれた恩人であり、師匠として慕うのがコピーライター出身の糸井重里氏です。糸井氏は自分の心の中の「大衆」と会話することが、ヒットを生みだすうえで重要になると言います。本書には鹿毛氏と糸井氏によるお客様の「心」に触れる方法について意見を交わした対談を、再編集のうえ収録しました。
本書の目次
- 第1章 マーケティングとは「心」である
- 第2章 未曾有の危機を乗り切る「心」のマーケティング
- 第3章 マーケティング調査のバイアスが本当の「心」を隠す
- 第4章 自分の「心」に潜り、一流の消費者を目指そう
- 第5章 モノは「機能」だけではなく、「心」で買われる
- 第6章 企業にも「心」がある
- 第7章 「心」でお客様と会話するクリエイティブ
- 第8章 絆を紡ぐ「心」のコミュニケーション
- 【巻末収録】糸井重里氏 特別対談
著者プロフィール
鹿毛康司(かげ・こうじ)
かげこうじ事務所代表/マーケター/クリエイティブディレクター
「お客様の心に向き合う」をテーマにマーケターとして活動中。同時にクリエイティブディレクターとしてCM監督、プランニング、コピー、作詞作曲を手掛ける。雪印乳業を経て、2003年にエステー入社。同社を日本有数のコミュニケーション力のある企業に導く。同社執行役を経て、2020年に独立、かげこうじ事務所を設立。代表作は消臭力CM。
11年震災直後の「ミゲルと西川貴教の消臭力CM」で一大社会現象を起こす。早稲田大学商学部卒、ドレクセル大学MBA。現在、グロービス経営大学院 教授、エステー コミュニケーションアドバイザー、日経クロストレンド アドバイザリーボードメンバー/Ad-tech 東京ボードメンバー
★受賞歴:ACCゴールド、フジサンケイ広告大賞、マーケターオブザイヤー、WEB人貢献賞ほか
★著書:『愛されるアイデアのつくり方』(WAVE出版)ほか
「心」が分かるとモノが売れる
出版社 : 日経BP (2021/5/20)
発売日 : 2021/5/20
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 228ページ