AirPods Proの総合レビューをしていきます。
発売してから時間が経っていますが、以下の視点からレビューします。
- 発売後、様々なレビューを見てから購入
- 主な目的はノイキャンと外音取り込みモード
- メインスマホはAndroid(アンドロイド)
ポイントはAndroid環境で使っている点ですね。
iPhone(iOS)じゃないと性能を発揮できないんじゃないかと心配している人も多いと思いますので、この辺りもしっかりレビューしていきます。
後発レビューになりますが、
購入を悩んでいる人や使い方に悩んでいる人の参考になるように書いていきます。
Apple AirPods Pro
Apple AirPods Pro
結論は「BGMには最高」だが不満もある。
初めに結論を言うなら、「移動時・作業時のBGM」には最高だけど、音質やAndroidとの相性などに不満もある。と言う感じですね。
AirPods Proに関してはブログでもYoutubeでも大量のレビューがあると思いますが、ほぼ同意見にはなります。
- ノイズキャンセリングの性能は素晴らしい
- 外音取り込みモードはかつてない体験
- この2つのモード切り替えがとても軽快
- ノイキャン・外音取り込み時は音質がイマイチ
- 長時間の使用で疲れる
- Androidとの相性がイマイチ
私が使用した印象になりますが、このような項目が挙げられます。
いくつかの項目に分けて解説していきますので、ぜひ読んでみてください。
音質とノイズキャンセリングについて
「音質がイマイチ」と言うのは、多くのレビューでも言われていますし、私も実際に感じます。
しかし、著しく音質が悪い訳ではありません。あるいは、かなり質の高いイヤホンなど音響機器と比べての話です。
騒音のあるときに音質は著しく落ちる
明確に音質の悪さを感じるのは、
「ノイキャン・外音取り込み時に、外の音がうるさい場合」です。
どちらのモードでも、外音か外音の反対音をスピーカーから流しているので当然のことだと思います。
つまり、音楽以外の音を流しているのです。
駅のホームにてノイキャンモードで音楽を聞いている時、電車が来る際のとても大きな騒音があると、ノイキャンの反対音もそれだけ大きな音を発するせいか、音楽が聞こえづらくなります。
つまり、騒音のある環境でノイキャンモードで聴くよりも、普通のイヤフォンで大きめの音量で聴いていた方が音質という点では良いと思います。もちろん騒音が入ってきてしまいますが。
音質とノイキャン性能は相反するものです。
しかし、静かな環境で普通に音楽を聴く分には音質が悪いと感じることはありません。と言うかノイキャンや外音取り込みの際に音質を求めるのもおかしな話なのかもしれません。
ノイズキャンセリングの性能は耳栓並み
AirPodsProのノイキャン性能は、耳栓の「サイレンシア」より少し劣る程度だと思います。指で軽く耳を塞いだ程度ですね。
高音域の方をカットしてくれます。低音域が聞こえてきやすい印象です。
そして、耳栓と違って音楽が流れるわけですから、さらに騒音・雑音を防ぐことができます。
ただし、長時間使用していると耳が疲れてきます。
私の場合は3時間も連続で使っていると少し耳が痛くなってきます。
外音取り込みモードについて
外音取り込みモードは今までに無い体験でした。
もちろん、SONYのノイキャン製品にも付いていますが、多くの人はAirPods Proで体験したのではないでしょうか。
どのような体験か言葉にするなら、
「自分だけに聴こえる音楽が空間で流れている」
「音楽を聴いてるのに人の声も環境音も聞こえて会話もできる」
といった印象です。音のAR(拡張現実)とも言われていますよね。
現実世界に音楽をプラスするイメージです。
ちょっとこの言い方だと盛り上げすぎですが、仕事しながらずっと付けっぱなしにもできます。
ただし、音楽の音量を上げすぎると人の声や周囲の音も聞こえづらくなります。
できれば人の声の入ってないインストロメンタルのような曲だと、自然に周りの声や音が入ってくる印象です。
仕事中のおすすめの使い方は、
外音取り込みモードでBGMを流しながら使い、周りが騒がしくなってきたときや、グッと集中したいときはノイキャンモードに切り替える、という使い方です。
外音取り込みとノイキャンのモード切り替えが1〜2秒でできて、尚且つシームレスに切り替わります(音楽が途切れない)。
この切り替えの軽快さが重要で、耳栓の付け外しが1秒でできるようなイメージです。
このような理由で、「AirPodsProはBGMに最適」であると思います。
Androidやパソコンとの接続について
Androidスマホとの接続
Android(アンドロイド)端末でも使用できます。
私の場合にはASUSのZenfone Max M1と言う端末で使いました。
当然のことノイキャンも外音取り込みも使えます。
接続も、ケースから取り出して耳に付ける時には繋がっています。
1〜2秒程度で繋がりますね。
このような点はiPhone(iOS)ととく変わらないと思います。
ただ一点、なぜか音量が小さいと言う現象があります。
他のBluetoothイヤホンなどでは無かった現象ですが、音量MAXにしても小さいのです。
これの対策としては、音量をブーストしてOSの音量バー以上の音を出すアプリがあるので、それを入れることで解決しました。
例えば「ボリュームブースターGOODEV」です。
しかし、こうしたブーストアプリで音量を大きくした場合、ちょっと音質が悪くなります。
そのため、この点だけはAndroidでの使用をおすすめできない点です。
端末によって違うとは思いますし、アップデートなどで解決する可能性もありますね。
Windowsパソコンとの接続
Windowsパソコンとの接続は一つも問題がありませんでした。
非常に快適に使えます。
ほぼ全ての端末で問題なく使える
結論的には、普通のBluetoothイヤホンと同じようにどの端末でも問題なく使えます。
しかし、理想はiPhone(iOS)との接続ですね。
AirPodsProに合わせてスマホをiPhoneに変える人もいるのではないでしょうか。
AirPodsProのレビューまとめ
結論は冒頭と同じです、
“BGMには最高だが不満もある”という感想になります。
外で音楽を聴いたり作業中に聴く人には最高だと思います。
自宅や静かな空間でじっくり音楽を楽しむのであれば、音質にこだわりのある他の音響機器の方が良いかもしれません。
3万円という価格についても賛否両論に別れます。
5万だとしても買うと言う人もいれば、
良い商品だけど3万の価値は感じない、と言う人もいます。
結局は、ノイキャン性能と外音取り込みの価値を感じるかどうかで変わってきます。
私としては、発売以降、同等の商品が出てくるのを待っていましたが、無かったので買いました。現段階では、これに変わるものが無いので、3万の価値は十分にありますし、それ以上でも欲しいところです。
静かな空間で集中して作業や仕事をしたい人には絶対的におすすめです!
Apple AirPods Pro
Apple AirPods Pro