最近メガネを買いました。そんなに使わないのでメガネ屋さんを見ることも少ないのですが、いざ買うとなると入念に比較検討しましたので、各メガネショップのサイトから感じるブランディングやターゲットをまとめました。
メガネストアー
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ロゴはカタカナでメガネストアー。サイト全体としても読みやすく、親しみやすいデザインです。メガネのことを、ファッションアイテムというよりは、医療器具として見ている性格が強いように感じます。
メガネスーパー
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こちらもロゴはカタカナでメガネスーパー。ロゴの傍らに「アイケアカンパニー宣言」とあります。とても解りやすい言葉で、メガネやコンタクトの商品そのものよりも、アイケアに注力していることが判ります。サイト冒頭に年齢別のコンテンツ分類があることも特徴的です。
眼鏡市場
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ロゴの表記が今回紹介する中では唯一の漢字です。色も深い緑を使っていて、他にはないイメージが出ています。添えられたキャッチコピーには「ちゃんと選ぶなら。」と書かれています。
ファーストビューではシンプルなデザインで情報量が少なく感じましたが、中を見ていくと、眼鏡に関する基本的な情報が丁寧に解説されていて、「ちゃんと選ぶなら。」の意味が判ってきます。
JINS
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改めて言うまでもないですが、メガネをファッションアイテムとして扱うイメージです。最初からサングラスですしね。サイト全体としても、メガネのデザインを選ぶにはとても見やすいし検索しやすい作りになっています。ヘアメイクやファッションと掛け合わせたコンテンツもあります。
Zoff
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今回紹介する中では唯一、アクセスすると最初からオンラインストアになっているタイプです。ファッション性に加えて販売への注力が強いことが判ります。とはいえ、中を見ていくとメガネに関する説明もちゃんとあります。ブランディングとして特徴的なのは、犬が出てくるところです。「目からはじまる新しいッライフスタイル」という言葉を掲げていますが、十人十色それぞれに似合うメガネ、ひいてはライススタイルがあるということです。そのようなイメージを、人ではない犬を起用することで「犬さえも!」という感じで表現しているのでしょうか。
Aigan
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メガネの愛眼ですが、ロゴはAiganです。シンプルなサイトですが、コンテンツとしては様々なものがあり、サイト全体で明確なターゲットは感じませんが、逆になんでも揃うのだろうなというイメージを持ちました。
コンテンツを見ていくと、メガネのそれぞれの商品の特徴を強く推しています。スポーツ用だったり、お風呂用、レンズ性能やフレームの強靭性などです。性能面で「こんなメガネが欲しい」と明確な需要がある場合、とても探しやすく見つけやすいサイトになっているのではないでしょうか。
PARIS MIKI
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PARIS MIKI メガネのパリミキ。ロゴからすでに大人のお洒落を感じます。「様々な店舗スタイルでお一人おひとりにお合わせします」という言葉があり、その世界観をサイトからのみ推し量ることはできないのだろうなと感じます。なんとなくの印象なのですが、眼鏡に対する信念を感じます。
まとめ
今回の比較は、あくまでも私がデザイナーとしての観点から見た「WEBサイトから感じる印象」なので、実際の店舗やサービスのことではありません。
しかしながら、これらサイトのイメージからだけでも、各ショップの違いが大きく見えてくると思います。ターゲットもさることながら、メガネという物をどう捕らえているのか、ファッションなのか、医療器具なのか、それが見えていきます。簡単に表にするとこのような感じでしょうか。
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ちなみに私はメガネストアーで買いました。パソコンをするときしか使わないことと、「メガネは医療器具」という考えが新鮮で、安心して長く使えるものがいいと思ったからです。
最近はネットでも買えるのですごいですね。 皆さんはどこで買っていますか。