仕事が終わったのに頭の回転が止まらず、帰り道も夕飯の間も、考えすぎ・急ぎすぎ・焦りすぎ、なんてことありませんか?ようやく頭が休まるのは眠りについたときくらいで、それ以外はずっと何かを考え、せかせかとしてしまう。
頭の切り替えが出来ずにいると、本当に疲れてしまいます。日常を楽しむことも忘れてしまいます。
こういう時の対策は、人それぞれにあると思います。お酒を飲んで頭を休める、という人も多いのではないかと思いますが、今回は、私なりにふとした瞬間に出来る対策を考えてみました。
エスカレーターに乗って歩かない
せかせかしてると、とにかく早く進みたいので、エスカレーターに乗っても歩いてしまったり、階段の方が早いからと二段飛ばしくらいで階段を登ったりしていませんか。
運動にはいいのですが、ここは1つ、急がずにエスカレーターに乗り、歩かない。
これをすると精神的に少し落ち着きます。十数秒の短い時間ですが、自分の意思や感覚を止めて、自動的な流れに任せる。こうした瞬間が気持ちの落ち着きに繋がります。
字をゆっくり丁寧に書く
自分の名前でも好きな漢字でも、メモ書きでもいいのですが、手書きで字をゆっくり丁寧に書きます。それこそ、新年の書初めのように。
ボールペンでも鉛筆でもかまいません。留め、跳ねなど、抑揚をしっかりつけてじっくりと書きます。
これをすると不思議と気持ちが落ち着き、頭が切り替わります。
机の片付けをする
デスクにあるものを所定の場所にしまい、ごみはゴミ箱へ、本は本棚へ戻し、書類は分類してファイリング。あとは机を拭いて、環境をリセットします。
一日の途中でも、これをすると頭がすっきりとし、気持ちも落ち着きます。
パソコンのフォルダやアプリケーションを全部閉じる
机の片付けに似ていますが、パソコンを使っているなら、起動しているフォルダもアプリも全部閉じて、改めて必要なものを起動します。
そうすることで、いったん頭がリセットされてすっきりとします。
服をたたむ、整理する
服をたたみ、上着はハンガーにかけて所定の場所へ。気になる衣類にはファブリーズなどを吹きかけておきます。
なんだか落ち着きますね。数分で仕事から生活へと気持ちが切り替わるような気がします。
靴磨きをする
そんなに入念にやらなくても大丈夫です。少し拭くだけ、手入れするだけで、気持ちが切り替わります。
自分の体の中で、目から一番遠い場所である足に気を向けることで、見失っていたものを確認できるような気持ちです。
話そうと思ったことを、いちど我慢する
言いたいことは明日言え、という言葉がありますが、思いついたことをすぐに人に話すのではなく、一度、自分の中だけのことにします。
いつもならそこで発生していた会話が起こらず、静かな一瞬が過ぎます。このことが冷静さを生み出し、頭を一度立ち止まらせます。
今やろうとしていることを、明日の予定にする
せっかちな人は、何でもすぐにやろうとします。それはいいことなのですが、たまには「明日やろう」というのも大切です。
そう決めた瞬間に、今の時間に余裕が出来ると同時に、明日の明確な予定ができて安心します。
すぐやる、というのはある意味では、なんでも予定を立てずにやってしまうことなので、加速度的に手も頭も早くなっていき、歯止めが利かなくなります。たまには明日やりましょう。
明日やろうとしていることを、今やってしまう
先ほどと矛盾しているように見えますが、そうではありません。元々明日の予定としてあることを、今日やってしまえば、明日の時間が空きます。これが明日への余裕になります。
つまり、四六時中、何かしているという状態から、空白の時間を作ることで全体の整理ができ、結果的にうまくいくのです。
まとめ
実際に私自身が、考えることが止まらないタイプなので、これをすると頭が落ち着くなと思ったことです。
あまり考え事をしすぎるとストレスにもなりますので、もし参考になればやってみてください。他にもメンタルコントロールでいい方法があればご紹介します。