私はヤフーオークションとメルカリの両方を使っています。
ヤフオクは10年以上前から利用しているのですが、メルカリは最近始めました。
ヤフオクとメルカリのどちらで売ろうかなと悩む人も多いのではないかと思います。
今回は、私なりにヤフオクに向ている商品、メルカリに向いている商品の分別を考えてみました。
ヤフオクとメルカリの決定的な違い
オークションとフリーマーケット
ヤフオクはオークションですので、買い手が値段を提示して、最高価格の入札に売買が決定します。
メルカリはフリーマーケットですので、売り手が値段を決めて、買い手がそれで買うかどうかです。
このことが、出品するのに適した品物を分別するのに、最も重要な違いになります。
値段が上がるか下がるか
ヤフオク=オークションは値段が上がる可能性があります。メルカリ=フリーマーケットは値段が下がる可能性があります。
メルカリにはオファーという機能があり、買い手が売値より低い価格で買いたい場合に、出品者に対して「この値段なら買いますよ」という価格をオファーすることができます。そのオファーに承諾すれば、最初の提示価格よりも低い価格で売ることになります。
出品手数料の違い
ヤフオクもメルカリも基本的には売上金額の10%を手数料として取られますが、ヤフオクは、Yahoo!プレミアム会員になることで、その手数料が8.64%になります。その差1.36%です。Yahoo!プレミアム会員は月額498円です。
15,000円の1.36%は540円です。つまり、月に15,000円以上、年間にして180,000円以上売る場合には、ヤフオクの方が得になります。
ヤフオクに出品が向いている商品・場合
価格が不明なもの
美術品や工芸品など、量産されていないもの。市場に出回っている数が少なく、相場が判らないものは、ヤフオクへ出品したほうがいいと思います。
商品知識が無いもの
自分ではその商品の価値や機能、使用目的などが判らない物は、メルカリで適当に値段を決めてしまうのではなく、ヤフオクで出品した方がいいです。本当は高価な時計を安値で出してしまったという話も聞いたことがあります。
できるだけ高く売りたいもの
できるだけ高く売りたいなら、やはりオークションです。メルカリで高値で出品しておいてもいいのですが、売れなければ仕方ありません。ヤフオクで最低落札価格を設定して出品するのがいいでしょう。
高額なもの・出品数が多い場合
高額なものや出品数が多く結果的に取引金額が多くなる場合、手数料の違いから、やはりヤフオクのほうがいいでしょう。これは金額が高くなるほどに差が出てきます。
メルカリに出品が向いている商品・場合
価格・相場が明確なもの
例えばソフマップやゲオなどで中古買取をしていて、相場が明確に固まっているようなものはメルカリの方が早いです。
商品の状態が変化しにくいもの
中古品は商品の状態によって価格が変動するわけですが、例えば新しいゲームソフトなどは状態の変化がほとんどありません。
購入者視点でも、より状態の良いものを探したい、という物ではありませんよね。相場が明確という観点と違いのですが、メルカリの方がいいでしょう。
価格が安いもの
価格が安いというのは、私の感覚では5,000円以下くらいです。
オークションは売り手にも買い手にも時間がかかります。一体いくらで売れるのか・買えるのかという心理的負担もあります。それらが価格に見合っていないと、メルカリの方が楽かなと思います。
ヤフオクのフリマモード
これまでのお話は、ヤフオクの“オークション”についての内容でした。
ヤフオクにはフリマモードがあり、メルカリのように出品した価格で買うかどうかだけの選択というのがあります。オークションの即決価格での出品に近いですね。これを使うと、メルカリとほぼ同等の売買ができます。
ヤフオクとメルカリの真の違い
フリマモードのことを考えると、機能的な違いってほとんど無いんじゃないかと思います。
真の違いは、利用手数料と、利用する人です。ヤフオクは日本では1999年からあります。もう20年も経過していますから利用者の年齢層も上がっています。
対してメルカリは2013年からサービスが始まっていますので、若い人が多いです。
どっちが楽しいか
最終的な基準としては、オークションとフリーマーケットがどっちが楽しいかだと思います。皆さんはどちらが楽しいでしょうか。