【自作PC】i5-3470からi7-8700へ組み換えました。

2019年6月16日 私のメインPCを買い換えました。正確には“組み換えました”。
私は自作PCユーザーなので、デスクトップパソコンの場合には、パーツを買ってきて自分で組み立てています。大学生の時以来、約4~5年周期で新しいPCを組んでいるので、もう4台目ぐらいです。(メインPC以外も作っているのでもうちょっとあります。)
この記録をここに残したいと思います。

新旧のパーツ構成、スペックは3倍以上になった。

新PCのパーツ

今回は約5年ぶりぐらいの新規組み立てになりました。まずはスペックのビフォアアフターをご紹介します。新PCの方は価格も書いておきます。

旧PC

  • CPU:i5-3470
  • CPUクーラー:リテールクーラー
  • メモリ:DDR3 12G (4G×2 + 2G×2)
  • マザボ:GIGABYTE GA-H77-D3H-MVP
  • グラボ:Geforce9800GT
  • ストレージ:SerialATA2.5インチSSD 256GB
  • 電源:500W 80GOLD
  • OS:Windows7 Pro
  • ケース:Antec NINE HUNDRED TWO

総額は当時12~13万ぐらいだったと思います。

新PC

  • CPU:i7-8700【¥36,726(税込)】
  • CPUクーラー:虎徹 MarkⅡ【¥4,410(税込)】
  • メモリ:CORSAIR DDR4 32G (16G×2)【¥18,014(税込)】
  • マザボ:ASUS TUF Z390-PLUS GAMING【¥16,980(税込)】
  • グラボ:ASUS DUAL-GTX1650(GeForce GTX 1650)【¥22,480(税込)】
  • ストレージ:Intel NVMe M.2接続SSD 512GB【¥11,934(税込)】
  • 電源:Antec 650W 80GOLD【¥8,925(税込)】
  • OS:Windows10 Home【¥15,909(税込)】
  • ケース:Antec NINE HUNDRED TWO(※変えていません)【¥0】

総額【¥135,378(税込)】

いかがでしょうか。内容的には現在のミドルクラスだと思いますが、新旧の変化を考えると相当なスペックアップです。一つひとつ解説していきます。

CPUはi5-3470からi7-8700へ。

i5-3470は4コア4スレッドなのに対し、i7-8700は6コア2スレッドなので仮想12コアです。つまりコア数3倍。もちろんベースクロックも高いです。現在すでに9世代目のcoreシリーズも出ていますし、10世代目の発表もあります。しかし、それらはさすがにオーバースペックかと思いましたので、i7-8700にしました。まぁ十分ですよね。

CPUクーラーは虎徹 MarkⅡ。初のリテール以外を選択。

私が自作を始めたころ(2009年頃)は、CPUクーラーと言えば「リテールでいい」「リテールで十分」という意見がほとんどでした。実際にツクモ電気の店員さんにも同じ答えを頂いた記憶がありますし、雑誌にもそう書いてありました。ちなみにリテールクーラーはCPUを買ったときの付属品です。
しかし、今は簡易水冷が流行っていて、本格水冷にする人も少なくありません。そんな中、リテールクーラーと虎徹 MarkⅡの比較動画で、高負荷時に約20°~30°も違うという検証結果を見ました。さすがに簡易水冷とか面倒だと思っていましたが、空冷でここまで差が出るのであれば良いな!と思い、今回は虎徹 MarkⅡを選択しました。

メモリはスロットを2つ余らせて32Gへ。

以前は予算的にメモリには1万円くらいまでしか使っていなかったのですが、今回は余裕があったので16G×2の32Gにしました。約1万8000円くらいですね。ケースを買い換えずに済ませた予算がここに効いてきています。クリエイティブ系のソフトをメインで使うことも考えての選択です。

マザーボードは、ゲームしないけどゲーミングマザボ。

マザボって選択肢が本当に多いですよね。今回はメーカーと予算で決めました。今までMSIやGIGABYTEのマザボを使ってきましたが、気になっていたのがASUSとASRock。使っているスマホがASUSなこともあり、多少愛着のあるASUSを選択。チップセットがZ390でサイズはATX、予算が2万以内、となるとTUF Z390-PLUS GAMINGがジャストでした。PCでゲームはしないのですが、ゲームに向いているってことはつまりハイエンドということなので、これを選びました。

グラボは背伸びしない選択。

グラボはハイエンドにすると極端に高くなるので、エントリーからミドルで済ませようと考えていました。というか予算的にそれしか選べないです。かといってGTX1050だとありきたりなので、ちょっとだけスペックを上げて1650にしました。あとはマザボと同じASUSにすることで安心感を得ています。

ストレージはM.2へ。

ストレージはSerialATA接続の2.5インチSSDからNVMe接続のM.2SSDになりました。5年前はHDDからSSDに遷移していく時期の真っただ中でしたが、現在はそのSSDの中にも色々な規格があります。その中でも最も高速なNVMe接続のM.2SSDを選びました。

電源は80PLUS認証のGOLDでプラグインタイプ

電源の選択は、80PLUS認証のGOLDでプラグインタイプという2つの条件を優先しました。そうすると大体AntecのNeoECOシリーズになると思うのですが、その中の650Wにしました。程よい選択だと思います。電源に関しては、BTOパソコンなどでよく80PLUS認証のBRONZEのものが選ばれていますが、結構みんな見落としてるんでしょうか。ここで安くなっているんだと思います。電源はケチらない方が良いです。全てのパーツに影響しますから。

OSは当然Windows10Home

Proにする理由も無いし、まぁこれ以外選択肢がないのですが、問題は買い方で、DSP版ではなく普通のパッケージ版にしました。(DSP版とはパーツとセットで買うと安くなるけど、そのパーツとセットで使わないといけない物)
DSP版とパッケージ版で大して価格が変わらないことと、Windows10って長く使われそうなので、もしかしたら次の買い替えまで続いてるんじゃないかと思い、パッケージ版を選択しました。まぁ実際にはLANケーブルとかの主要パーツ以外とセットにして、それらを使い続ければ問題ないのですが、なんかこう忘れそうだしパッケージ版が欲しかったんですよね。

ケースは買い換えせず、AntecのNINE HUNDRED TWO(ナインハンドレットツー)

NINE HUNDRED TWO(ナインハンドレットツー)の発売は2008年頃です。もう10年前のケースですね。なので私はこのケースで、今回を入れて中身を2回総入れ替えしています。買い替えも検討しましたが、特に壊れている部分も無いし、エアフローも満足しているし、スチール製なので少し重たいですが、安定感は抜群です。
難点はメンテナンス性で、最近のケースの方が中身をいじりやすいです。NINE HUNDRED TWOはドライブベイの数もちょっと多いです。
極端な話ですが、最新のPC構成を考えると、ディスクドライブ不要でストレージはM.2、HDDも外付けかオンラインストレージを使うことを考えると、マザーボードだけで完結してしまい、ドライブベイなんて不要だったりします。その分のスペースを簡易水冷だったり、大型のグラボに使えたりします。最近のPCケースですと、そのあたりの変更も自分で出来ますが、10年前のこのNINE HUNDRED TWOはがっちりドライブベイのスペースが固定されています。
しかし、結果的に私は買い換えずに10年近く使えていますし、組み上げてみた今は特に不満もありません。むしろ中身が変わると新しいケースにすら見えます。このことを考えると、AntecのNINE HUNDRED TWO(ナインハンドレットツー)はとっても良いケースなんだと思います。

パーツ購入は購入はTUKUMO(ツクモ)のオンラインストアです

今回はツクモのオンラインストアでパーツをまとめて購入しました。

ツクモから到着したパーツ一式の箱

単品でパーツを買う場合にはAmazonとかヨドバシでもいいのですが、今回のようにPC1台分まとめて購入する場合には、やはりツクモが良いと思いました。
理由としては、自作PCの場合、パーツの初期不良が怖いからです。初期不良があった場合には購入店舗で交換してもらう必要があるので、パーツごとにバラバラのお店で買ってしまうと、もしもの時に困ります。
また、ツクモに対して、私の中に秋葉原のツクモexでパーツを一式買った記憶があります。パーツ構成を記入する用紙を用意してくれて、そこに欲しいものをすべて書き、店員さんも構成に不備がないか確認やアドバイスをしてくれます。自作PCというのは、どんなに慣れていたとしても、どうしても自己責任が付きまとうものですから、このサービスは非常に安心感があります。
このような自作PCへの安心感が、このツクモオンラインストアにもあります。もちろんオンラインですからパーツ構成のチェックまではありませんが、送られてきた荷物には自作PCの注意点なども丁寧に書かれた紙が付いてきます。そのため、新しく1台組むときにはツクモを選んでしまいますね。
そして、初期不良などには見舞われずに無事に組み上げることができました。

今回PCパーツをそろえたツクモ電気さんのサイトはこちらです。

ベンチマークテストの結果

最後にベンチマークテストの結果です。
今回組んだPCのパーツ構成では以下のような結果となりました。

■CINEBENCH Release20
3104pts

■FF15 WINDOWS EDITION BENCHMARK
高品質 フルHD フルスクリーンで3981 普通

標準品質 フルHD フルスクリーンで5195 やや快適

グラフィックボードのランク的にはこのような結果となりました。

まずまずですね、本格的にゲーミングPCとして使いたいなら、グラボはもっとハイエンドにするべきだと思います。

今回はクリエイティブ用なので十分だと思います。

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