ホームプロジェクターの選び方と価格帯別おすすめ製品

映像コンテンツが豊富であることや、自宅にいる時間が多くなっていることから家庭用プロジェクターの需要が高まっています。

しかし、最近のプロジェクターはメーカーも製品も種類が多く、選ぶのが難しい状況になっています。

今回は、家庭用ホームプロジェクターの選び方を解説し、最適な一台を選ぶための知識と、価格帯別のおすすめ製品をご紹介致します。

プロジェクターを販売しているメーカーを知ろう

まず最初はどんなメーカーがプロジェクターを販売しているのかご紹介します。

この記事ではメーカーを次の3種類に分類します。
・日本国内の大手メーカー
・海外の大手メーカー
・その他海外(主に中国系)のメーカー

日本国内の大手メーカー

  • EPSON (エプソン)・・・プロジェクターでは最も有名
  • SONY (ソニー)・・・高価格帯モデル
  • Canon (キヤノン)・・・業務用製品がメイン
  • RICOH (リコー)・・・業務用製品がメイン

海外の大手メーカー

  • BenQ (ベンキュー)
  • LG (エルジー)
  • ASUS (エイスース)
  • Anker (アンカー)

その他海外(主に中国系)のメーカー

APEMAN/Vivitek/XGIMI/PopInAladdin/VANKYO/ELEPHAS/Crosstour/FunLogy/WiMiUS/Artlii/GooDee/QKK/TOPTRO/YABER/DR.J/POYANK/BOMAKER/PAIPU/TOPVISION/

国内・海外ともに大手メーカーはご存じの企業が多いと思います。
その他海外メーカーはの多くはAmazonで販売しているメーカーになります。

これだけメーカーがあれば製品も沢山ありますので、基本的な知識を付けて自身に合った製品を選べるようにしましょう。

プロジェクター選びの4大要素「明るさ」・「解像度」・「コントラスト」・「使い易さ」

明るさ(ルーメン)

明るさはプロジェクターから発する光の強さで、【ルーメン=lm(lumen)】という単位で表されます。

数値が大きいほど明るく、明るい部屋でもはっきりと映像を見ることができます。

家庭のリビングなど、明るめの空間で使う場合には2000lm以上が推奨されています。
必ず部屋を暗くして使うという場合でない限り、この2000lm以上を基準にすることで後悔の無い選択ができるでしょう。

解像度

通常のモニターと同じようにプロジェクターにも解像度があります。

何をプロジェクターで映したいかが解像度選択の基準になりますが、家庭用の場合、映画や動画、ゲームだと思いますので、Full HD(1920×1080)以上を選択すると良いでしょう。

4K(3840×2160)であればさらに高い解像度になりますが、4K解像度のプロジェクターは高価格帯の製品になってきます。

コントラスト

コントラストは、映し出す映像の美しさに影響します。
コントラスト比が低いと映像の明暗のメリハリが無くなってしまいますが、コントラスト比が高ければメリハリのある美しい映像を映し出すことができます。

コントラスト比とは、映像の最も明るい部分(白)と最も暗い部分(黒)の明るさの比率です。
例えば【1,000:1】であれば、黒を1としたとき白が1000倍の明るさであるという意味です。
【10,000:1】なら白が1万倍の明るさですから、黒がより黒く、白がより白く、明暗がはっきりとした美しい映像になります。

EPSONの上位機種では「2,500,000:1」、SONYの最上位機種では「∞:1」という数値にまでなります。
※あくまでスペック上の表記です。

使い易さ(設置環境への適応できるか)

プロジェクターは「設置場所」が重要になる機器です。

理想は映し出すスクリーンや壁に対して垂直な位置に設置することですが、それができない場合は「台形補正機能」が必要になります。
設置位置が垂直からずれていても、台形補正機能で映像の歪みを直すことができます。
台形補正機能の有無や使いやすさが重要で、スライド1つで補正できるものや自動で補正してくれるものもあります。

投写距離も重要で、どのくらい離して設置すればどのくらいの大きさで映せるのかを知ってから購入したほうが安心です。
一部の製品では壁際に設置できるものもあります。自身の環境を確認してから選ぶのがベストです。

その他の要素

・接続端子の種類と数が十分にあるかどうか。
・内蔵コンピュータとネットワーク機能・無線LANが付いているかどうか。
・内蔵スピーカーが付いているか、その品質はどうか。
・騒音レベルはどうか(プロジェクターはファンの騒音がします)

投影方式(パネルタイプ)

投影方式(パネルタイプ)とは、プロジェクターが映像を映し出すための仕組みの種類で、大きく分けて3種類あり、それぞれの良い点があります。

LCD方式(3LCD方式)(透過型液晶方式)

Liquid Crystal Display(リキッド・クリスタル・ディスプレイ)の略称で、透過型液晶方式とも呼ばれます。

プロジェクターから発する光を赤・緑・青の三原色に分解してから投写する方法で、低価格帯から高価格帯の製品まで広く使われている方式です。

明るく色鮮やかな表現が得意な方式になります。

DLP方式

Digital Light Processing(デジタル・ライト・プロセッシング)の略称。

LCDは液晶を透過するのに対し、DLPは鏡を使って光を反射させて投影します。3~6色のモノカラーを高速で映し出すことでフルカラーに見える方式。レインボーノイズという残像が気になる場合もあります。

黒の再現性が高くコントラストの高い鮮明な映像が得意。また経年劣化がしづらい方式です。

LCOS方式(反射型液晶方式)

Liquid Crystal On Silicon(リキッド・クリスタル・オン・シリコン)の略称。

液晶に反射させて投影します。LCDとDLPの両方の利点を掛け合わせたような方式。ハイエンド機に採用されることが多く、高価格帯の製品になります。

美しい色表現に加え、反射なので液晶背面に配線ができ画素密度が高くドットが目立たない投影が得意な方式です。

豆知識
LCD・DLP・LCOSの3方式の他にCRT方式(ブラウン管)という方式があります。赤緑青(RGB)の3つのレンズ(ブラウン管)から光を発し映像を映し出す方式です。現在の製品と比べると映像が暗く、投写サイズ・位置が固定であったり本体が重いなどの使いづらさがありますが、ブラウン管独特の美しい映像を描き出すらしく、是非見てみたいものです。

価格帯ごとのおすすめ商品

プロジェクター選びの重要な要素が理解できたところで、後は価格との相談になると思います。
国内大手メーカーの最上位モデルでは100万円以上の製品もありますし、中国メーカーであれば1万~2万程で購入できます。

30万円台のプロジェクター

30万円台となるとかなり高額で簡単には手を出しづらいですが、製品のスペックは非常に良いものになります。
このクラスのプロジェクターがどのようなものか確認しておくのも選択の材料になるでしょう。

EPSON EH-LS500B / EH-LS500W (B=ブラック / W=ホワイト)

メーカー / 型番EPSON / EH-LS500B
解像度4K(3840×2160)
光出力(lm)4,000lm
コントラスト比2,500,000:1
HDR対応
投写方式3LCD方式
投写距離(80インチで映す場合)約49cm~67cm(壁際設置)
投写サイズ48型~130型
スピーカー10W×2
映像入力端子HDMI×3

20万円台のプロジェクター

定価20万円台の製品は安ければ10万円台になっていることもあります。

EPSON EH-TW7100

メーカー / 型番EPSON / EH-TW7100
解像度4K(3840×2160)
光出力(lm)3,000lm
コントラスト比100,000:1
HDR対応
投写方式3LCD方式
投写距離(80インチで映す場合)約235cm~381cm
投写サイズ40型~500型
スピーカー10W×2
映像入力端子HDMI×2

10万円台のプロジェクター

EPSON EH-TW5750

メーカー / 型番EPSON / EH-TW5750
解像度FullHD(1920×1080)
光出力(lm)2,700lm
コントラスト比70,000:1
HDR非対応
投写方式3LCD方式
投写距離(80インチで映す場合)約235cm~382cm
投写サイズ30型~300型
スピーカー10W×1
映像入力端子HDMI×2

BenQ TK800M

メーカー / 型番BenQ / TK800M
解像度4K(3840×2160)
光出力(lm)3,000lm
コントラスト比10,000:1
HDR対応
投写方式DLP
投写距離(80インチで映す場合)約265cm~ 292mm
投写サイズ60~200型
スピーカー5W×1
映像入力端子HDMI×2 / D-Sub×1

5万~10万円のプロジェクター

BenQ TH585

メーカー / 型番BenQ / TH585
解像度FullHD(1920×1080)
光出力(lm)3,500lm
コントラスト比10,000:1
HDR非対応
投写方式DLP
投写距離(80インチで映す場合)約265cm~ 292mm
投写サイズ60~200型
スピーカー10W×1
映像入力端子HDMI×2 / D-Sub×1

1万円以下のプロジェクター

1万円以下の製品はほとんどAmazonで売っている海外メーカー(中国製など)になってきます。その中でも評価が高いものをご紹介します。

APEMAN LC350

メーカー / 型番APEMAN / LC350A
解像度FullHD(1920×1080)
光出力(lm)4,000lm
コントラスト比2,000:1
HDR非対応
投写方式LCD
投写距離(全対応距離)約110cm~380cm
投写サイズ34~180型
スピーカー2.5W×2
映像入力端子HDMI×1 / VGA×1

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