ロジクールマウス M720Rのレビューと比較

ロジクールのマウス「M720R TRIATHLON」のご紹介とレビューをしていきます。

機能や仕様については公式サイトや色々なレビューページに記載があると思いますので、ここでは「実際どうなのか」という視点での細かな点を主に紹介していきます。

一応最後に外観写真も載せているので気になる方は最後までご覧ください。

ちなみに、前提条件と言いますかレビュアーである私自身はマウスにそれなりにこだわりがあり、今までメインで使っていたのはロジクールの「M705(M705M)」です。

M705が最高だったので同じ機種を買い替えるほどでしたが、複数のPCを同時に使う環境になってから「マルチデバイスマウス」への変更を検討し始めたことがM720との出会いの始まりです。

M720Rの最大の特徴は3つ

ロジクール M720R

M720Rが一体どんなマウスなのかを簡単に言い表すには3つの特徴をご紹介するのが解りやすいと思います。

M720Rの特徴

特徴1: マルチデバイスマウスである(3台まで接続可能)

特徴2: レシーバ接続とBluetooth接続の両方に対応している

特徴3: ロジクールのハイエンドタイプである

3台のデバイスを切り替えて使えて、なおかつレシーバとBluetoothに対応していることですね。

ハイエンドタイプというのは、例えばスクロールホイールの質感などハイエンドとローエンドでは全く違います。

M720Rのマルチデバイス機能と使い心地

M720Rは3台まで接続できるマルチデバイスに対応していて、なおかつレシーバ接続とBluetooth接続の両方に対応しています。

例えば、1台はレシーバ、2台はBluetooth接続といった構成でのマルチ接続が可能となっています。

もちろん、3台ともレシーバということも可能ですが、付属しているレシーバは1つなので別のロジクール製品に付いているものか、レシーバだけを別売りで買う必要があります。
(3台ともBluetoothももちろん可能)

マルチデバイスの接続の手順は覚えれば非常に簡単

デバイス切り替えスイッチには番号表示がある

1つのマウスで3台のデバイスに接続するのは複雑なことのように思えますが、私が使った感想としては「物理的には1台のマウスだけど仮想的に3台のマウスがある状態」だと思いました。

1・2・3と表示がある切り替えスイッチを押すことで仮想的な3つのマウスを切り替えられます。

1を接続したいときは表示を1に合わせて接続設定、2も3も同じです。

例えば1をBluetooth接続したいときは、切り替えスイッチを1に合わせた状態で切り替えスイッチを長押しすると、1の表示が点滅します。その状態でデバイス側からBluetoothデバイス検索をして接続です。

2をレシーバ接続したいなら、切り替えスイッチを2に合わせた状態で、ロジクール公式のレシーバ接続アプリから接続設定を行います。

3台のマウスを買ったような感覚にもなりますね。

デバイス切り替えの操作は簡単

デバイスの切り替え操作は次の手順になります。

デバイス切り替えの手順

切り替えボタンを1回押すと切り替え状態になり

そこからさらにもう一度押すと次のデバイス(番号)になります。

つまり、1から2にするときは2回、1から3にするときは3回、切り替えスイッチを押します。

(3の次は1です、1・2・3・1・2・3と繰り返していきます。)

私の場合は2台のデバイスを頻繁に切り替えて使い、さらにもう1台をたまに使います。

切り替えスイッチの番号で言うと、1と2は頻繁に使い3はたまにしか使わないため、2から1に切り替えるときに3を経由する手間が発生します。しかし使っていてこれが気になるということはありません。

また、切り替え時のデバイスとの接続も非常に早く、レシーバ接続はもちろんなのですがBluetooth接続の方も一瞬で繋がります。

以前のBluetoothマウスは接続時にもたつくことがありましたが、今は早くなっていますね。

ちなみに私が使っているデバイスのBluetoothのバージョンはBluetooth® ワイヤレス 5.0 テクノロジーです。

もしPCやタブレットなどのBluetoothのバージョンが古い場合にはどのような速度で繋がるかはわからないですが、最新のであればかなり快適です。

切り替えスイッチの誤操作はほとんど無い

切り替えボタンは意外と指に当たらない

購入前にもう一点心配だったことが、デバイス切り替えスイッチを間違えて押してしまわないかということです。
切り替えスイッチの位置が進む戻るボタンのすぐ後ろにくっ付いてるし、見た目もほぼ同じようなボタン。実際に色々なレビューを見ていると押し間違えるという書き込みもありました。

しかし、実際に使ってみると、こちらの写真の通りで自然に握ると切り替えスイッチには指が当たらず、「意識してあえて押そうとしないと押さない」配置であることに気が付きました。

親指を手前に引き戻すようにしないと押せない位置ですね。

そのため購入前の誤操作の心配は私としてはありません。ただ、これは手の大きさや形などの影響もあると思うので、中には押し間違えやすい人もいるかもしれません。

M720Rの握り心地はM705(M705M)より少し太いがすぐ慣れる

私のマウスの使い方は、操作中にマウスを少し持ち上げることがよくあります。そのため、親指と薬指で自然にしっかりと握れることが重要です。

ずっと使っていたM705はこの点も非常にフィットしていました。

M720RはM705よりも少し横幅が大きく、尚且つ左側面のカーブが緩いため、若干ホールド感が弱く、意識して力を入れないと持ち上げづらい印象がありました。

こちらの画像をご覧ください。

左側面(親指側)のカーブが緩めで、特に上側がなだらかなので持ち上げたときに滑りやすいのがわかると思います。

ただ、あくまでM705との比較であり、グリップしないわけではないですし、1日も使っていればすぐに慣れました。
表面加工に関しては、ボタン以外の部分がラバー塗装になっていて、ほんのりゴム質になっているためグリップ力を増してくれます。

ラバー塗装は経年劣化によってベタつくことがあるので、これだけは心配が残りますね。

M585との比較、やはりハイエンドモデルの方がどの点も良し

M720RとM585の比較

M585と比べるとM720Rはひとまわり大きいです。小さいのが好みという方もいますが、私は小さいと使いづらく感じます。

M585は親指のひっかかる感じも少なめです。

また、スクロールホイールは断然M720Rのものがいいです。ローエンドや小型のマウスだと簡易なスクロールホイールであることが多いのですが、やはりここは妥協できないポイントです。

M720Rの外観チェック

細かいレビューはここまでで、あとは実際の外観を見ていきましょう。

まずパッケージはこんな感じです。ネットで買うと届いて初めてパッケージを見ることもよくありますよね。

定価7800円にしては簡易なパッケージかなと思いますが開ければ同じことですね。

M720R 上面
M720R 底面

本体は全体がマットなブラックで、底面が白というデザインです。
色々とレビューを見ていると、この底面の白が気に入らないという書き込みも見受けられましたが個人的には悪くないと思います。なんだかシャチのようなイメージがありますね。

レシーバのデザインも以前のと少し変わっています。持つ部分の質感が少しマットになっていてロゴも彫り込みタイプですね。

M720Rは現行モデルではバランスが取れた最高のマウス

最後に総評をさせて頂くと、M720Rはバランスの取れた最高のマウスだと思います。

冒頭にも申し上げましたが、ずっとM705(M705M)こそ最高であると考えてきました。今でもその形状や使い心地においては最高だと思っています。

ただ、マルチデバイス、そしてレシーバ・Bluetoothの両対応という現代に対応した素晴らしい機能がM720Rにはあります。この点を加味すると、ややM720Rに軍配が上がると思います。

ベストなマウスを探している方は、是非検討してみてはいかがでしょうか。

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